INTERVIEW

02

リードサーバーエンジニア

古山 真之

前職

XRとは無縁のキャリア

大学、大学院ではコンピュータサイエンスを専攻。アセンブリでゲームをつくったり、画像処理のアルバイトをやったり、研究ではロボットやセンサーを触ったり、2Dや3D空間上で可視化ソフトウェアをつくったり、興味のあることには何でも手を出していました。
最初に入社したのは金融系の会社のシステム部門。
その後、自社でWebサービスを展開している企業に転職、海外向けのWebサービスの開発に9年間にわたり従事しました。
プロジェクトの立ち上げ期、エンジニアが2人の時期にジョインし、最終的にエンジニアが8人ぐらいの規模になるまで在籍していました。2年目からはリーダーとしてエンジニアチームを引っ張ってきましたが、コードを書くのが好きだったので、開発や設計にも多く時間を割いていましたね。
最初のころはフロントからバックエンドまで幅広く担当し、サイトの規模が大きくなってからは主に全体のシステム構成やバックエンド、インフラに近い部分を担当していました。

入社理由

きっかけは、VRで体験したけん玉が
現実でもできるようになったこと

初めて『けん玉できたVR』を経験し、その場でけん玉の技ができるようになったので、大変感激したことと、CTOの川崎の溢れんばかりの熱意にも惹かれ、自分もVR業界にぜひ関わりたいなと思いました。
前職のプロジェクトが忙しく、すぐには深く関わることはできませんでしたが、時々、イマクリエイトのコンテンツを体験させてもらっていました。限られた人数でこれだけのものをよく作っているなぁと当時感心したのを覚えています。エンジニアの優秀さには今も驚かされてばかりです。
CTOが研究畑出身ということもあり、研究や技術に対しても投資を惜しまないところも魅力でしたし、社員がXRで本気で世の中を変えようとしているというのも伝わったので、前職の業務の節目がついたタイミングで入社しました。

イマクリエイトの仕事

サーバーエンジニアとしての
新しいチャレンジ

サーバーエンジニアとして
プロジェクトを横断

最初はサーバーサイドの仕事から携わりました。Web側のアプリケーションの設計の見直しを進めたり、『ナップ溶接トレーニング』のサーバーサイドの仕組みの改修をメインで進めたり。
今は、会社のプロジェクトでサーバーサイドに関係する部分を一手に引き受けています。
前職はオンプレミスがメインでしたが、今はクラウド環境メインで仕事をしています。サーバサイドの仕事には自信があったのですが、クラウド環境に慣れるのには苦労しました。
ただ、色々なプロジェクトに横断的に関わることができているのは大きな刺激になっていますね。

開発はUnityにも触れながら

サーバーサイドの仕事がメインとはいえ、Unityを触る機会も多いので、APIの仕様をどうするかなどはUnityエンジニアと議論しながら進めています。今後の展開をにらみ、社内検証でVIVEトラッカーで取得した全身の動きをサーバー上に保存し、Quest2でその保存された動きを見るといったデモも作成しましたね。
自分は開発することが好きなので、動作するものができたときの感慨はひとしおです。
これからは、CIやCD、自動テストなどもどんどん整備して、アプリケーションの品質向上、開発効率の改善などを押しすすめて行きたいです。

作成したデモ

1日のスケジュール

10時頃に出社し、大まかに1日でやることを決めて、その後開発作業を進めます。
午後は会議、社内のアプリの実機テスト、今後のプロジェクトに向けた技術検証、開発作業などなど、状況に応じて業務を進め、19時から20時ぐらいの間には帰宅しています。
各プロジェクトのサーバーサイドの部分の仕事の進捗をみながら、優先度を決めて対応するように意識しています。他にも、突発的な仕事に対応できるように、ある程度変更があることを前提にして仕事を進めたり、打合せがない時間をできるだけまとめて開発に集中できるようにしたり工夫しています。

イマクリエイトの技術

五感・身体性をも考慮した体験設計

XRを扱う会社は多くありますが、「見る」だけでなく、空間デザイン、五感・身体性をも考慮した体験設計はイマクリエイトならではだと感じます。
たとえば、VR上で放射線測定の体験ができる『ナップ:RIサーベイ』では、サーベイメーターをQuest 2のコントローラーで表現していて、測定した感覚に違和感がないUIや、非常にリアルに動作する放射線の測定数値のメーター表示を実現しています。
『ナップ溶接トレーニング』の溶融プールの見え方のリアルさは、VRゴーグルで体験すると、その完成度の高さに驚くと思います。
ハンドトラッキングは精度の問題から様々な制約があるのですが、質の高いユーザー体験を重要視して、それを実現するためにはどうすればいいかを考え抜くことが、イマクリエイトならではの技術を支えています。

ナップ:RIサーベイ

イマクリエイトの魅力

新しい技術検証や先端研究に
取り組み、ビジネスへ活かす

技術とビジネスと研究のバランス

私は、技術だけではビジネスは成功しませんし、優れた技術がなければ競争優位が生まれずビジネスは成功しないと思っています。
その点、イマクリエイトはCEOの山本は営業畑出身でありながら、XR業界の技術にも常に目を向け、技術者の話を聞いてくれる点は大変助かっています。
またCTOの川崎の力が研究面でも着実に成果を出している点も誇れる部分だと思っています。
エンジニアリング以外のビジネスサイドや研究の話題も日々自然と見聞きできるのも魅力的ですね。

新しい技術をどんどん取り入れる環境

エンジニアは皆向上心が強く、自発的に興味ある分野を調べて作って見せてくれたり、ハッカソンに参加したり、新しい技術を紹介してくれたりするので、大変刺激があります。
また、XR業界では日々新しいデバイスが登場しますが、そういった新しいデバイスもすぐに入手し、体験することができます。

イマクリエイトをオススメしたい人

まだ未整備の部分も多く、自分で裁量・責任を持って進めて行けるので、自らの力で新しい分野を開拓していきたい、という人にはとても良い環境だと思います。
具体的には、「いま自分が携わっている分野だけでなく、技術全般に色々興味を持っている方」、「自分の貢献できる部分を見極めながら柔軟に対応していける方」などです。
XRになじみがない方でも、 XRのエキスパートが揃っており自然とXR業界に慣れていける環境なので、問題ありません。